貴族から武士の時代へ。平清盛は武士でありながら貴族と姻戚関係を結ぶことにより、勢力を拡大していきました。また、平清盛は安芸の守に任ぜられると、瀬戸内海の海運を整備し、海運事業や中国(宋)との貿易で莫大な資産を手に入れました。そんな清盛が信仰し、保護したのが安芸の宮島にある厳島神社です。清盛の信仰の高さを表すのが、厳島神社に奉納した国宝「平家納経(へいけのうきょう)」です。清盛をはじめ、平家一門の写経の巻物33巻で、金や銀、螺鈿(らでん)の美しい装飾が施されています。
厳島神社の創建は飛鳥時代までさかのぼりますが、1168年平清盛の手により現代のような大規模な社殿が造営されました。社殿は回廊で結ばれた平安時代を代表する本殿、平舞台、髙舞台などの平安時代の様式の建築が、海の上に浮かんでいるという世界でも類を見ない、独特なものです。また、山全体を御神体として祀っていること、日本独特の神道と仏教が混交した文化が見られることなどから、1996年に世界遺産に選ばれました。
広島の名物と言えばお好み焼やカキが有名ですが、新しく名物になったのが「汁なし担々麺」です。広島市では10年ほど前から汁なし担々麺を提供する店が増え始め、今では食べ比べガイドマップが観光案内所で配布されています。担々麺は中国・四川料理の代表ですが、本来は汁がないものだそう。唐辛子だけでなく、山椒や花椒などを加えた奥深い辛さが魅力です。今回はラー油を使って辛味を再現しました。
対する、うどん丸は炒めた豚肉とシャキシャ野菜のうどんで勝負!大根とにんじんの甘酢漬けと、炒めた豚肉を合わせた「ベトナム風サラダ」をうどんにアレンジしました。この野菜の甘酢漬けと牛肉や豚肉、レバーペーストなどをフランスパンにはさんだものは、「バインミー」といってベトナムの屋台などで気軽に食べることができます。