杜の都仙台を見下ろす青葉山にあったのが「青葉城」とも呼ばれる仙台城です。1601年、関ヶ原の戦いのすぐ後に当時の仙台藩藩主、伊達政宗が築城しました。現在、城郭は残っていませんが、頑強な石垣と復元された大手門隅櫓(おおてもんすみやぐら)から当時を偲ぶことができます。 この他にも仙台には伊達家の霊廟である瑞鳳殿や、国宝の大崎八幡宮など、伊達政宗ゆかりのスポットが数多く存在します。いずれも都の桃山文化を取り入れた、荘厳な建築物ばかりです。
お洒落で格好いい男性を指す「伊達男」の語源にもなっている伊達政宗。月型の前立のある黒い甲冑、スペインとの交易などさまざまな逸話が残されていますが、その中でもひときわ個性的なのが、料理上手であったという話です。もともとは戦の兵糧の研究から始まったのですが、城への来客に対して政宗が自ら調理した料理をふるまうこともあったそう。「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理して、もてなす事である」という政宗の言葉も残されています。また、東北地方の凍み豆腐は政宗が作ったという話や、味噌蔵を作って仙台味噌の大量生産の基礎を作ったという話もあります。
中華麺をこんがり焼くかパリッと揚げた上に、とろみのあるマーボーをかけた「仙台マーボー焼きそば」。もともとは仙台市内の中華料理店のまかないメニューだったそう。これが口コミで評判となり、「仙台市民のソウルフード」としてテレビで取り上げられて、今では市内の中華料理店の定番メニューとして広まっています。具材は店によって異なり、味付けもマイルドなものから激辛まで、個性に溢れています。
対するうどん丸は、「えびチリ焼きうどん」で勝負!おなじみのえびのチリソース炒めは、中国料理の「干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)」を日本人の味覚に合わせてアレンジしたもの。ほどよい辛さと、トマトケチャップのなじみ深い甘酸っぱさがうどんによく合います。ぷりぷりしたえびとコシの強いさぬきうどん。中華麺にはない食感が味わえるぞ!