世界三大氷祭りのひとつ「ハルビン国際氷雪祭」。冬には氷点下20度以下にもなる氷の町として知られ、アジア最大級のスキーリゾート地でもある中国東北部・黒竜江省の省都ハルビン市で毎年1月初めから2月末まで開催されます。ちょうど春節(中国の正月)が重なるため中国国内からも多くの観光客が訪れますが、近年は海外からも注目されている冬の観光イベントのひとつとなっています。
ハルビン国際氷雪祭は、「氷雪大世界」「太陽島国際雪像芸術博覧会」「氷灯籠園遊会」の3つのテーマ会場で開催されます。一番の見どころは「氷雪大世界」で、世界各地の有名な建物が氷と雪で再現されており、そのスケールの大きさには目を見張ります。建物の中にはLEDが埋め込まれていて、ライトアップされた氷の建物全体が色鮮やかに光ります。極寒の中、光る氷の街並みはとてもファンタスティック!まるで氷の国に訪れたようです。氷の建物は中に入ることができるもの、とてつもなく長い滑り台が設置されているものなどがある他、巨大な迷路など、見るだけでなくさまざまな体験をしながら楽しむことができます。太陽島の会場では観光客の度肝を抜くような超巨大な雪像がいくつも並んでいます。
ハルビン市内でもライトアップされた氷雪像が飾られていて、祭りの雰囲気を盛り上げます。また、寒中水泳、アイスホッケー、スキー、氷雪映画芸術祭、氷上結婚式など、さまざまな関連イベントが市内や近郊で開催されています。とにかく気温が低いので、万全の防寒対策をして楽しみたいですね。
出典:外務省ホームページ (http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia.html) を加工して作成
中国はその広い国土と長い歴史から、地方ごとに独自の料理が発展してきました。中国四大料理の一つに数えられる「四川料理」は香辛料を効かせた辛い料理で有名です。四川は盆地のため湿度が高く、夏はうだるような暑さが続く熱帯気候。辛い料理を食べることで発汗促進、食欲増進などさまざまな効果が期待できるため、四川では辛みの強い料理が発展してきました。なかでも中国の山椒の実の一種「花椒(ホアジャオ)」を使った料理が人気で、しびれるような辛さと独特の香りがおいしさの秘密です。このしびれるような辛い味のことを「麻辣(マーラー)」といいます。
今回は麻辣味の麺料理をうどんでアレンジ。花椒に粉山椒、豆板醤、一味唐辛子をプラスすることでさまざまな種類の辛みが重なり、奥行きのある味わいに仕上がります。つるつるとした「稲庭風うどん」に辛みと旨みがからんで刺激的!ぜひご家庭で本格四川の辛さを体験してみませんか?
インド暦第11月の満月の日(太陽暦では3月頃)にインド各地で開催される祭り「ホーリー」。春の訪れと収穫を祝うヒンズー教の祭りです。
ホーリーは、色の付いた粉のかけ合いで知られています。早朝からお昼過ぎまでがこの祭りのクライマックス。家族、友人同士だけでなく、街で出会う人々に色粉をかけ合うため、顔や服がカラフルに染まります。そして「ハッピーホーリー!」と言ったり、抱き合ったりします。インドは多くの人種や言語、宗教があることで知られていますが、ホーリーの時だけは別でヒンズー教徒かどうかは関係なく人種や宗教を超え、誰もが熱狂の中で楽しみます。
ホーリーで印象的な色粉は、元々は自然由来の染料を使った赤、黄、緑の3色を使っていました。寺院などの宗教儀式で使われる色粉は原則として天然素材にこだわっているようですが、最近では化学染料を使ったその他の色の粉も使われるようになり、エネルギッシュなこの祭りをさらに盛り上げています。
ホーリーはヒンズー教徒のいるインド、ネパール、スリランカなどの国で開催されていますが、ホーリーにヒントを得た、色粉をかけ合うイベントが世界各地で開催されています。アメリカで始まったのは色粉を浴びながら走るイベント。参加者はタイムを競うのではなく、カラフルに染まりながら走る非日常性を楽しみます。その他、色粉をかけ合って盛り上がる音楽イベント等も開催されているそうです。
出典:外務省ホームページ (http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia.html) を加工して作成
インドと聞いて真っ先に思い浮かぶ料理がインドカレー。キーマカレーやダル(豆)カレー、フィッシュカレーなどその種類もさまざまですが、日本で特に人気のあるインドカレーといえば「バターチキンカレー」。インド料理のタンドリーチキンを作るときに、鶏肉を漬け込んだヨーグルトやスパイスにトマトやバターを加えて作ったのが始まりとか。バターを使用しているので、スパイシーでありながらまろやかなコクがあります。
そんなバターチキンカレーをうどんでアレンジしました。おなじみのカレーうどんではなく、つけうどんにしたら新鮮!カレールウで作れるからとても手軽な上に、鷹の爪とラー油を加えることで本格的な辛さを再現できます。最後にバターをのせてまろやかなコクをプラス。コシのある「さぬきうどん」にたっぷりからませて食べてみてください。