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第5回

阿波おどり 徳島県・徳島市 すだちうどん

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秋田竿燈まつり 秋田県・秋田市 つけつゆ3種で楽しむ冷やしうどん

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阿波おどり 徳島県・徳島市 すだちうどん
秋田竿燈まつり 秋田県・秋田市 つけつゆ3種で楽しむ冷やしうどん
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阿波おどり 徳島県・徳島市

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」のお囃子が有名な「阿波おどり」。8月になると徳島県内各地で開催されますが、最も大きな規模で開催されるのが徳島市の阿波おどりです。

阿波おどりは、鉦(かね)や締太鼓、三味線などが鳴らす「ぞめき」と呼ばれる特有の二拍子のお囃子に合わせ、右手と右足、左手と左足をそれぞれ同時に前に出すというとても簡単な踊りですが、その単純さゆえに「粋に踊る」「美しく踊る」ことは難しいようです。「男踊り」は躍動感あふれる男性の踊りで、団扇や提灯を手にダイナミックに踊ることもあります。対して「女踊り」は、優雅な女性の踊りです。揃いの浴衣で一糸乱れぬ踊りに圧倒されます。

阿波おどり 徳島県・徳島市

阿波おどりには、多くの「連」という踊りのグループがあり、独自の踊りの所作やスタイルを持っています。伝統ある有名連や企業連、学生連など、総数は千を超えるともいわれています。

阿波おどり 徳島県・徳島市徳島市では、本番前日の8月11日、市内のホールのステージで「選抜阿波おどり大会前夜祭」が行われ、選抜された有名連の高度に洗練された踊りを堪能することができます。野外での開放感あふれる阿波おどりとはひと味違った趣があります。

そして、8月12日から15日の本番には、市中心部の公園や通りに設けられた演舞場、道路、広場を会場に人出は約130万人、踊り子だけでも約10万人が繰り出します。街中が「ぞめき」のリズムと熱気に包まれ、踊り子や見物客の身も心も弾みます。

観ているだけでは物足りない人が参加できるのが「にわか連」。踊り方を知らなくても、有名連によるレッスンとリハーサルがあるので、すぐに「踊る阿呆」になることができます。

徳島県・徳島市

すだちうどん

すだちは、徳島原産の果物。徳島県での生産量は全国の9割以上を占めています。
一説には万葉の昔から徳島に原生していたともいわれているすだち。栽培の歴史も古く、2~300年前には食用の果実として育てていたようです。1974年にはすだちの花は徳島県の県花に指定されています。

すだちうどん焼き魚に果汁をしぼるだけでなく、薬味として皮のまますりおろしたりスライスしても、そのさわやかな香りと酸味を楽しむことができます。徳島ではうどんの薬味としても楽しまれています。

そこで薄くスライスしたすだちをたっぷりのせた「すだちうどん」をご紹介します。見た目にもさわやかで、上品な香りが食欲をそそります。冷凍「さぬきうどん」ならレンジ加熱するだけなので、暑い時季もさわやかに調理することができますよ。つゆは冷やして、コシのあるうどんを楽しんでください。

秋田竿燈まつり 秋田県・秋田市

毎年8月3日から6日まで行われる秋田の夏の風物詩「秋田竿燈まつり」は、五穀豊穣を願って、俵型をした提灯を吊るした竿を大きな稲穂に見立て、それを自在に操る力と技を競う祭りです。太鼓やお囃子に乗って妙技が繰り広げられます。東北三大祭りのひとつに数えられ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

秋田竿燈まつりの由来は諸説ありますが、真夏の睡魔や邪気を払う江戸時代の「ねぶり流し」という七夕行事が起源という説が有力です。もともと笹などに願い事を書いた短冊を飾って町を練り歩き、最後に川に流すというものでしたが、お盆を迎えるための灯籠飾りと結び付くなどして、五穀豊穣、厄除けを願う独自の行事に発展していったようです。

秋田竿燈まつり 秋田県・秋田市陽が落ちる頃、メイン会場の竿燈大通りにはお囃子とともに竿燈が集まってきます。 そして陽が沈み辺りが暗くなると提灯に火が灯され、輝く稲穂に見立てた竿燈が勢ぞろいします。250本以上の竿燈が夜空に揺らめくさまは圧巻!
竿燈は「大若」「中若」「小若」「幼若」と4種類の大きさがあり、「大若」という一番大きな竿燈は竿の長さ約12m、提灯が46個吊るされ、その重さは約50kgにもなります。「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声が響く中、重さでしなる竿燈を差し手と呼ばれる男たちが絶妙なバランスで操る姿はまさに職人芸。片方の手のひらに乗せ、さらに額、肩、腰へと自在に操り、技が決まる度に観客から大きな歓声と拍手が湧き上がります。観客を熱狂させる職人芸は、鍛えてきたバランス感覚や日々の訓練の賜物。昼に行われる「竿燈妙技会」では差し手が競い合い、技を高め合い、伝統の技を次の世代へと受け継いでいきます。

秋田竿燈まつり 秋田県・秋田市

秋田県・秋田市

つけつゆ3種で楽しむ冷やしうどん

秋田で伝統的な手延べ製法で作られている干しうどんが「稲庭うどん」です。平べったい形状となめらかな食感が特徴です。稲庭うどんは、空気を含ませながら小麦粉を力強く練り、生地を両手でよりながら2本の棒にあやがけしていく「手綯い(てない)」と呼ばれる製法を守っています。熟成させた麺を手でさすりながら伸ばし、「練る」「綯う(なう)」「つぶす」「伸ばす」といった工程をすべて手作業で行っています。

つけつゆ3種で楽しむ冷やしうどん伝統的な稲庭うどんの食感やのど越しを再現したのが冷凍「稲庭風うどん」です。
薄く延ばした生地を包丁で1本1本切り出す“包丁ななめ切り製法” でつるっとした心地よいのど越しが生み出されるのです。
さらに冷凍「稲庭風うどん」ならレンジでチンするだけで手軽に楽しむことができます。今回は冷水でしめた「稲庭風うどん」をトマト、納豆、豚肉のつゆでいただきます。

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