「沖縄全島エイサーまつり」は毎年旧盆明けの最初の週末3日間に開催される、県内最大規模のエイサー祭りです。沖縄各地から選抜された「エイサー」の団体が集まって行われ、3日間で延べ約30万人の観客動員数を誇ります。
沖縄各地で行われる「エイサー」は、地域の青年会の若者たちが太鼓や三味線等の音に合わせ歌い踊りながら隊列を組んで家々を回り、先祖の霊を供養する旧盆の伝統行事です。地域ごとに長年伝えてきたオリジナルの型を持っているのが特徴です。エイサーの起源は諸説ありますが、1603年から1606年にかけて当時の琉球に赴いた浄土宗の袋中(たいちゅう)上人が伝えた念仏踊り(仏典を踊りながら唱える)が沖縄独自の形態へと発展したという説や、500年以上前の朝鮮の歴史書「李朝実録」(1479年)に当時の記録として残っており、そのころが始まりだという説もあります。
「沖縄全島エイサーまつり」は1956年の旧コザ市誕生を機に「全島エイサーコンクール」として第1回大会が行われ、沖縄全島から選抜された9団体が出場し、約3万人の観衆を集めました。この頃から、伝統行事としてのエイサーから歌や踊りを魅せるエイサーに徐々に変化し、現代のエイサーの衣装やパフォーマンスになっていきました。
1977年からはコンクール制を廃した今の形になりました。
「沖縄全島エイサーまつり」の初日は沖縄市の中心街を各地のエイサーが練り歩く「道ジュネー」を行います。
2日目は舞台を陸上競技場に移し、沖縄市内の青年会による「沖縄市青年まつり」が行われ、最終日には県内各地から選抜された青年会が勇壮な演技を披露します。
会場に鳴り響く三線、歌、太鼓のリズム、太鼓をたたく男性のダイナミックな演技や空手の型を取り入れた踊り、かすりの着物を着た女性のしなやかな踊り、一糸乱れぬ動きや統制のとれた隊列の動きなど、地域独自のエイサーを思う存分楽しむことができます。
沖縄を代表する郷土料理「ゴーヤチャンプル」。ゴーヤと豚肉、豆腐などいろいろな食材を炒めた料理です。「チャンプル」とは沖縄の方言で「ごちゃ混ぜ」という意味でマレー語やインドネシア語の「チャンプール」が由来といわれています。沖縄には具材によって何種類もの「チャンプル」料理があります。車麩を使った「フーチャンプル」、キャベツを入れた「タマナーチャンプル」、ゆでた素麺を入れた「ソーミンチャンプル」、ヘチマを入れた「ナーベラーチャンプル」などなど…。
「チャンプル」料理は豆腐、豚肉、野菜などあり合わせの具材で手軽に作れる料理として広まりました。この「チャンプル」になぞらえ、沖縄の文化は琉球王国時代の日本や中国、朝鮮さらに東南アジア諸国との交易を通じて、独自の発展をしてきたため「チャンプル文化」とも呼ばれています。
今回はゴーヤチャンプルを冷凍「さぬきうどん」でアレンジ。肉や野菜も一緒に楽しめる大満足の一品です。ランチはもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめ。ゴーヤのほろ苦さがあとをひき食欲をそそります。ゴーヤはビタミンがとても豊富な野菜です。ゴーヤの苦みが苦手な人はうすく切って塩もみしたり、炒める時間を長くしたりすると食べやすくなります。
ドイツ南部のミュンヘンで9月から10月にかけて開催されるのが世界最大級のビールの祭典「オクトーバーフェスト」です。1810年、バイエルン王国の皇太子ルートヴィヒ1世とテレーゼの成婚を記念して行われた国民向けの競馬レースがその始まりです。レースがとても好評であったため、翌年から毎年開催されるようになり、1896年にはミュンヘンで醸造されたビールだけを扱う最初のビールテントが登場しました。オクトーバーフェスト(10月の祭典)と呼ばれるのは結婚式と競馬レースが10月に行われたことからだそう。今では競馬は行われていませんが、市民や観光客ら毎年約600万人が約700万リットルものビールを消費するそうです。
会場はミュンヘン市内のテレージエンヴィーゼという東京ドームの約9倍にあたる広大な緑地帯。そこにミュンヘン市内の6つの醸造会社が運営する巨大ビールテントをはじめ、小さなビールテント、食べ物やお土産の屋台が立ち並びます。そこでは各メーカーのビールのほか、
ミュンヘン市内の醸造所だけが提供できるフェスト用特別ビール「ヴィーゼンビィア」やソーセージ、ザワークラウトなどのドイツ伝統料理などが提供されています。巨大なビールテントの中央にはステージが設けられており、演奏が始まると音楽を聴きながら、そして歌いながらビールを味わいます。
また、バイエルン地方の民族衣装が手頃な価格で売られているため、地元の人々はもちろん外国人観光客もそれを着て本場の雰囲気を楽しむことができます。
フェスト初日と2日目には、バイエルンの伝統衣装を着た人々やビール樽を乗せた馬車、ブラスバンドなどの全長数キロに及ぶパレードが見どころです。また、観覧車、ジェットコースターなどの移動遊園地もあり、ビール好きだけでなく老若男女が楽しい時間を過ごします。
出典:外務省ホームページ ( www.mofa.go.jp/mofaj/area/europe.html ) を加工して作成
日本でもおなじみのじゃがいも料理「ジャーマンポテト」。ドイツでは「ブラート・カルトッフェルン(Bratkartoffeln)」と呼ばれています。ブラート=焼く、カルトッフェルン=じゃがいもという意味で、ドイツでよく食されているじゃがいも料理のひとつです。
ドイツではじゃがいもは主食として、また肉料理などの付け合わせとして食卓に欠かせません。皮付きのまま塩ゆで、または蒸して食べます。残った付け合わせ用のじゃがいもをカリッとす
るまで油で炒め、ソーセージを合わせたのがブラート・カルトッフェルンなのです。冷やごはんを炒めて焼き飯にするような感覚のようです。
今回は、あらかじめレンジで加熱したじゃがいもを、ソーセージと一緒に炒め、「さぬきうどん」を加えました。さらにじゃがいもにもうどんにも相性のよいバターとしょうゆをプラス、香ばしい風味が食欲をそそります。ビールのおつまみにもピッタリですよ。