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青森ねぶた祭 青森ねぶた祭 にんにく豆乳担々鍋うどん

にんにく豆乳担々鍋うどん

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よさこい祭り よさこい祭り よさこい祭り

よさこい祭り

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青森県はにんにく生産量日本一!にんにくの風味が効いた鍋うどん、ぜひ味わって。
高知県はゆずの名産地!さわやかな香りと酸味でお腹も心も満たされるわ。
お祭りコラム お祭りコラム

青森ねぶた祭 青森県 青森市

東北の短い夏を鮮やかに彩る「青森ねぶた祭」。8月2日から7日の6日間に約280万人の観光客を集める日本最大級の夏祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
ねぶた祭の起源ははっきりしていないそうですが、七夕に灯篭を川に流して、穢れを払い無病息災を祈った「ねぶり流し」が元になったと言われています。

この祭りの主役は何といっても巨大なねぶた。最大で幅約9m、高さ約5m、奥行約7~8m、重さ約4トンにもなり、中には明かりが灯されます。闇夜に浮かび上がるその姿は幻想的ながらも迫力満点!神話や武者物を題材にした大胆なデザインのねぶたが青森市内を練り歩きます。
ねぶたは「ねぶた師」と呼ばれる職人が、題材の決定、下絵描き、骨組み、紙貼り、彩色などの工程を1年間かけて完成させます。最近では縄文時代を題材にしたものなど新しいテーマに取り組んでおり、その躍動感、華やかさで見る者を楽しませています。

青森ねぶた祭 青森県 青森市

青森ねぶた祭 青森県 青森市もうひとつの主役が「ハネト」と呼ばれる華やかな衣装に身を包んだ踊り手です。ねぶたと一緒に街を練り歩き、「ラッセラー」の掛け声とともに身に付けた鈴をシャンシャンと鳴らしながら跳ねまわります。「ラッセラー」という特徴ある掛け声の語源には諸説ありますが、昔ねぶたが各家を回っていた頃、ねぶたを明るく照らすロウソクや、菓子、振る舞い酒などを「出せ出せ、いっぺぇ(いっぱい)出せ」と言っていたのが変化して「ラッセラー、ラッセラー」となったとか。ハネトは多い時で1台のねぶたに約2,000人も付いて回ります。決められた衣装を身に着ければ誰でも参加OK。この一体感を感じることができるのも青森ねぶた祭の醍醐味なのです。

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今月のご当地アレンジうどん にんにく豆乳担々鍋うどん

青森県はにんにくの一大産地。国内生産量の約70%を占めています。多く栽培されているのは気候に適した「福地ホワイト」という品種。大玉で雪のように白く、味は辛さが少なく、甘みがあるのが特徴です。また、県南部の田子 (たっこ) 町では新品種の「たっこ1号」を開発。にんにくをかたどったイメージキャラクターも町おこしに一役かっているとか。
青森では、長年にんにくの栽培に適した土づくりや栽培技術の向上にたゆまぬ努力を続けた結果、品質の高いにんにくを通年に渡って出荷できるようになったのです。

青森ねぶた祭 青森県 青森市今回ご紹介するのはにんにくを効かせたあったか鍋うどん。豆乳スープのまろやかなコクと、肉みそのピリ辛味のバランスが絶妙です。太めのうどんは冷凍のまま鍋に入れてじっくり煮込むので、旨みがしっかりしみ込みます。ぜひ味わってみてください。

よさこい祭り 高知県 高知市

高知の夏をさらに熱くする祭り、それが「よさこい祭り」です。前夜祭・後夜祭を含めて毎年8月9日から12日までの4日間、市内の競演場・演舞場で約200チーム、約18,000人の鳴子を持った踊り子が参加する夏の風物詩です。

よさこい祭りの特徴といえばチームごとに工夫されたスタイルです。よさこい祭りの基本ルールは「チームの人数は150人まで」「鳴子を鳴らし前進する踊りであること」「音楽は曲のどこかに『よさこい鳴子踊り』のメロディーを必ず入れればアレンジは自由」の3つだけ。衣装も踊りも音楽も自由にチームの特色を出すことができるのです。

よさこい祭り 高知県 高知市

よさこい祭り 高知県 高知市 踊り子が必ず手にしている鳴子は、元は田んぼの雀追いの道具に使われていたものです。今は色もデザインもチームによって様々。音楽に合わせて振るとカチャカチャと鳴り、お祭り気分を盛り上げます。
個性豊かできらびやかな衣装は、浴衣にすげ笠の正統派はもちろん和テイストのもの、エスニックな雰囲気のもの、カラフルな色合いのものなど多種多様。チームオリジナルのデザインで魅了します。
ダイナミックで息のあった踊りも圧巻!振り付けもサンバ調、ロック調、古典の踊り、とバラエティに富んでいて見物客を飽きさせません。ぜひお気に入りのチームを探してみてください。

よさこい祭りは、昭和29年、当時の不況を吹き飛ばし、市民を元気づけようと商工会議所が中心となって始まりました。土佐民謡の「よさこい節」を元に“ヨッチョレヨ、ヨッチョレヨ”の軽快なリズムの「正調よさこい鳴子踊り」が作られ、浴衣姿に下駄の盆踊りスタイルで全員同じように踊っていたそうです。しかし、回を重ねると正調をアレンジするチームが増え続け、現在のようなスタイルになったとか。
今では高知県にとどまらず、日本全国で「よさこい」の名がついた祭りが開催されるようになりました。もちろん、本家のよさこい祭りも絶えず新しいものを取り入れ、ますます個性的に変化し続けています。

高知県 高知市はココ!

今月のご当地アレンジうどん さっぱりゆずうどん

さわやかな香りと酸味が食欲をそそるゆず。高知県は全国シェアの5割を占める日本一のゆずの産地で、県東部の安芸市、馬路村、北川村などで栽培が盛んです。
ゆずは他のかんきつ類と異なり、温暖な気候の海岸部よりも、夜間と日中の寒暖差が大きい内陸の山間部での栽培に適しているのだそう。日当たりが良く、水はけの良い斜面にはゆず畑が広がっています。
高知の家庭では、果汁は果実酢として、皮は薬味として、和食だけでなく洋食まで広く使われています。もちろん高知郷土料理の「かつおのたたき」「田舎寿司」「さばの姿寿司」にも欠かせません。

よさこい祭り 高知県 高知市今回はうどんにたっぷりゆずを絞りました。小腹が空いたときやお酒の〆におすすめ。さわやかな酸味でついつい食べたくなります。
スープは市販のだし粉、練り状中華ブイヨンを熱湯で溶くだけで完成するので、うどんをレンジ加熱している間に作れる超簡単レシピです。

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