東京うどん日和 東京で見つけたうどんの名店のいちおしメニューをご紹介します

間接照明を活かしたおしゃれな店内の雰囲気から、店主のセンスの良さがうかがわれる。

そのセンスの良さは当然うどんにも活かされている。
くるっとひねり、綺麗に整えられたざるうどん
ほんのり薄い色のだし汁の中で麺が実に魅惑的な冷かけ
半透明のジュレが艶やかな麺の上で映えるぶっかけ
どのうどんも、食べてしまうのがもったいなくなるほどの完成度だ。

そんなうどんを口に含むと、新鮮で爽やかな小麦の香りがする。
「打ちたて」「切りたて」にこだわり、注文を受けてからうどんを伸ばす。
さらに天ぷらも、ぴったりタイミングを合わせて「揚げたて」で出される。
そのため、提供までに十五分ほどかかることもあるそうだが、その「できたて」の味は、待つだけの価値がある。

小豆島で作られる無添加の厳選された醤油を使用、さらに甘味として東京で養蜂されているハチミツを使うなど、汁にも細部にこだわりを感じる。

「うどん作りはほぼ独学で覚えた」というご主人のセンスが１００％反映された、素敵なうどんが楽しめるお店だ。