千曲川のほとりに建つ上田城は真田幸村(信繁)の父、真田昌幸が築城しました。 天正13年(1585年)、真田の離反に激怒した徳川家康は7,000人の兵を差し向け、 上田城の二の丸まで攻めましたが、真田軍2,000人の反撃に遭い撤退しました。 また、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの直前にも、西軍についた真田の上田城は 徳川方に攻められましたが、鉄砲隊によって退けています。 しかし、関ヶ原の戦いで真田幸村、真田昌幸がついた西軍が破れたため、上田城は 徳川方によって壊され、堀も埋められてしまいました。その後、上田藩の初代藩主に なった仙石忠政により一部が再建されました。さらに現代になって櫓などが復元され、 上田城跡公園となっており、桜の名所として親しまれています。
真田幸村と言えば大阪の陣での「赤備え」。真田軍は甲冑、旗など全てを赤で統一しました。そもそも赤備えは、真田家がかつて仕えた武田信玄の騎馬隊が発祥であり、赤備え=精鋭部隊というイメージがあったといいます。毎年4月に開催される上田真田まつりでは赤備えした武者の行列や決戦劇が行われます。 また、旗印の「六文銭」は三途の川の渡し賃といわれ、命を惜しまず戦うという意味が含まれているといわれています。 命を惜しまない赤備えの精鋭部隊を率いる真田幸村の戦いぶりは、敵である徳川家康も褒め称えたそうです。
長野県伊那市を中心に食されるご当地麺「ローメン」。専門店や中華料理店だけでなく、居酒屋などでも〆の一品として提供されています。肉と地場産のキャベツ、玉ねぎなどの野菜と蒸し麺を炒め、ウスターソースなどで味付けます。食べる際にお好みでごま油、ラー油、にんにくのすりおろしなどを加えて、自己流の味付けができるのも特徴のひとつ。店によって汁のない焼きそば風、汁につかったスープ麺風があります。本来、肉はマトンを使いますが、食べやすい豚肉のローメンも人気です。
対するうどん丸は、「ピリ辛牛肉うどん」。豆板醤の辛味と牛肉の旨みが食欲をそそるスープうどんです。豆板醤に含まれる辛味成分のカプサイシンやしょうが、長ねぎ、にんにくなどの香味野菜には食欲を増進させ、体を温める効果があるといわれています。体が温まる熱々・ピリ辛のうどんで、風邪という敵に立ち向かいたいですね。