乾めんは、小麦粉に塩などを混ぜ合わせてから、練り、細長いめんの形にして、乾かしたものです。
冷蔵庫や冷凍庫に入れなくても長い期間保存できますが、ゆでるのに少し時間がかかるものもあります。
生めんは、小麦粉に塩などを混ぜ合わせてから、練り、細長いめんの形にしたものです。
お鍋にお湯をわかしてゆでて食べます。ゆでる時間はうどんの太さなどによって変わります。
冷蔵めん(チルドめん)は、ゆでたうどんを高い温度で殺菌したあと、袋に入れてぴったり口を閉じ、10℃以下で冷蔵保存したものです。一度ゆでている冷蔵めん(チルドめん)は、乾めんや生めんよりゆで時間が短くすみます。
冷凍めんは、ゆでたうどんを「急速凍結」したものです。
急速凍結というのは、うどんをゆでて冷たい水で冷やした後に、とても短い時間で凍らせることをいいます。冷凍うどんは、凍らせることで、長い期間(約1年間)、ゆでたてのおいしさを保つことができます。だから、レンジやお鍋のお湯で解凍するだけで、おいしいうどんを食べることができます。
みなさんは「うどんがのびた」っていう言葉を聞いたことがありますか?
ゆでたうどんを、食べずにそのまま置いておくと、
かんでも歯ごたえのないブヨブヨとしたうどんになってしまいます。
これが「うどんがのびた」ということなんです。
それに比べて、ゆでたてのうどんは、かむと歯ごたえがあってもちもちしています。
これを「うどんにコシがある」といいます。
うどんにコシがあるかどうかは、うどんの中の水分の量によります。
ゆでたすぐ後のうどんの水分量は、めんの外側が多く(約80%)「もちもちした食感」、
内側が少なく(約50%)「弾力のある食感」になっています。
このうどんの外側と内側の水分の違いが、コシがあっておいしいうどんを作るのです。
「冷凍うどん」は、ゆでたての水分量がちょうどいい時に「急速凍結」します。
大切なのは、急いで一気に凍らせること。
ゆっくり凍らせると、めんの内側の水分が大きな氷になって
うどんの生地をこわしてしまいます。急速凍結で一気に凍らせれば、
水分は小さな氷のままなので、うどんの生地をこわすことはありません。
この急速凍結が、冷凍うどんのおいしさのヒミツなのです。