東京うどん日和 東京で見つけたうどんの名店のいちおしメニューをご紹介します

鉄人・道場六三郎氏のもとで修行した店主が作るのは、一般的なうどんという概念に全くとらわれない、器の大きなうどんたちだ！（実際にうどんが入っている器もとても大きい！）

トリュフ、アボガド、ジェノベーゼ、カルボナーラ・・・
メニューをパっと開いただけで、おおよそうどん屋では見慣れない単語がドンドン飛び込んで来る。

多彩な創作うどんを思いついたきっかけは、店主が以前働いていたお店。そこはイタリアンにフレンチのシェフ、さらに寿司職人にパティシエまでが同じ厨房でしのぎを削っていたという。
「そこのまかないが、もう異種格闘技戦みたいなもので（笑）、どんな料理法でも美味しければいいんだと学びました」

しかし「美味しければいい」という単純明快な結論だからこそ、その美味しさには徹底的にこだわる。

食べる直前に削ることで鮮烈な香りが見事なフレッシュトリュフとチーズのうどん、すじ肉とアキレス腱の２種類のお肉と細切りのこんにゃくが絶妙な食感を生み出す牛すじ黒カレーうどんなど、どのうどんも手間を惜しまず作られた、料理としての完成度の高い一杯だ。

「仕込み時間は他のお店の倍以上かも・・（笑）」と苦笑いするご主人の「美味しさ」へのこだわりがしっかり詰まった創作うどんを食べると、ついつい更なる新メニューまで期待してしまう。