東京うどん日和 東京で見つけたうどんの名店のいちおしメニューをご紹介します

奥沢の商店街にある「うどん伊予」。清潔でモダンな造りの店内は、カフェか洒落た小料理屋さんのよう。
ご主人の奥さんの実家が、以前愛媛でうどん店をなさっていたので、店名を「うどん伊予」としたというが、出されるのは本格の讃岐うどん。
いわゆる「角が立った」太めの麺は、冷やしで食べると驚くほどコシが強く、２～３本を口に含めば、小麦の味が口の中に広がり、思う存分うどんのおいしさに浸れる。
甘めに味付けされた大判のきつねに、これまた特大サイズのかしわ天など、存在感たっぷりの具材もまた、うどん一杯でしっかり満足してもらおうという、ご主人の心意気を感じる。
豆乳カレーうどんはそのネーミングから、おとなしめの味を想像しながら一口食べると、しっかりしたスパイス感にびっくりさせられる。
豆板醤と柚子胡椒を隠し味に入れることで、和風出汁の旨さを活かしつつ、複雑な辛さを演出しているという。
落ち着いた店内で、ゆっくりじっくり讃岐うどんのおいしさを堪能できる良店だ。