割烹 喜作店主森 義明氏
パックごはんラインナップ
ご参加いただいたみなさま
五十音順
秋吉健太さんYahoo!ライフマガジン編集長
柏原光太郎さん日本ガストロノミー協会会長
クック井上。さん料理芸人
小宮山雄飛さんミュージシャン
斉藤アリスさんモデル/ライター
田中知之さんDJ/
音楽プロデューサー山本千織さん弁当とケータリング「chioben」主宰
レンジでチンするだけで炊きたてのご飯のおいしさを味わえる、テーブルマークのパックごはん。米だけでなく水にもこだわったご飯は、「お家で炊くよりおいしい!」と好評です。
今回は、全6種の銘柄米のパックごはんを使い、ミシュランガイドで開業からわずか半年で一ツ星を獲得した『割烹 喜作』の店主・森 義明氏に、すべてにパックごはんを使ったいまだかつてない懐石料理を作っていただきました。使ったのは、「魚沼産こしひかり」「新潟県産こしひかり」「北海道産ななつぼし(2023年9月製造終了)」「北海道産ゆめぴりか」「秋田県産あきたこまち」「山形県産つや姫」。食べ物に造詣の深いグルマンの方々に、パックごはんのおいしさを味わっていただく晩餐会です。
(取材・文:長谷川ミヤ / 写真:松木宏祐 )
割烹 喜作店主森 義明氏
秋吉健太さんYahoo!ライフマガジン編集長
柏原光太郎さん日本ガストロノミー協会会長
クック井上。さん料理芸人
小宮山雄飛さんミュージシャン
斉藤アリスさんモデル/ライター
田中知之さんDJ/
音楽プロデューサー
山本千織さん弁当とケータリング「chioben」主宰
はじめに
パックごはんをそのままいただく店主より試作の際に、私自身、初めてパックごはんをいただいてみて、「ここまで炊きたてのお米のおいしさに近いのか」と驚きを隠せませんでした。かたさやみずみずしさも私の好みのご飯に近いのです。まずは、私が感じた驚きをみなさまにも体験していただきたく思います。
店主より秋から冬にかけておいしくなるカマスを、一口鮨にしました。選んだのは「山形県産つや姫」。粒感がしっかりしていて、つやがあり、かための食感があるのがその決め手です。ふっくら大粒の梅干しは毎年自分で漬けています。実をくり抜いて皮だけを使うのは、和食の古典の仕事。梅の皮の軽やかな酸味と塩気、おろしたてを軽く酢締めしたカマス、そして甘みと旨みのあるご飯。その組み合わせをお楽しみください。
店主よりもともとお椀でご飯を使うものはありませんが、今回の献立の中で最初に思いついたお料理です。「新潟県産こしひかり」のやわらかめの食感とバランスの取れた食味といった特徴を生かすべく、ご飯に大和芋と塩だけを混ぜて椀種に仕立てました。穴子は下味を付けてやわらかく炊いて軽く炙り、ご飯に巻いています。鰹と昆布のだしに椀種が合わさり、味わいが変化していくのもお椀の味わいの楽しみです。
店主よりほどよくやわらかで、もっちりとした食感。そして豊かな甘みと旨みがある「北海道産ゆめぴりか」を、ソースとして仕立てたお料理です。ソースにするとお米の特徴がわかりやすいんですね。ご飯をだしで伸ばして、ミキサーにかけています。甘鯛は鱗揚げにして、サクサクとした香ばしい食感が楽しめます。甘鯛本来の上品な旨みに、ご飯のソースの甘みと旨みが加わり、唯一無二の新しい料理となりました。
店主より飯蒸しは本来、もち米を使うお料理です。今回は、つや、甘み、粘りのバランスがよい「北海道産ななつぼし※」を合わせました。やわらかさや口当たり、香りのバランスもよいご飯です。せいろでご飯と松茸を蒸し上げて、温かい銀杏あんをかけていただきます。松茸のシャキシャキとした食感と香り、そしてご飯のもっちり感。ほろ苦くもふくよかな味わいの銀杏もたっぷり入り、秋の味覚を堪能できる一品です。
※ 2023年9月製造終了
(料理芸人) 何種類かパックごはんを試したことはあるのですが、こんなパックごはんがあったなんて! 別格のおいしさですね。これがレンジでチンしただけとは! まだパックごはんを食べたことのないオカンに、今すぐ教えたい気分です。