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省エネ活動

冷凍条件の見直し

冷凍食品は作りたての商品を急速凍結することで、おいしさをそのまま長期保存することができます。
急速凍結する際、これまでは全商品同じ条件で冷凍していましたが、商品毎に適切な冷凍条件を検証し、風量や冷凍時間などを変更することにより効率的な凍結を実現し、冷凍の際に必要なエネルギー使用量の削減につながりました。

フリーザーのノンフロン化と製造条件の見直しフリーザーのノンフロン化と製造条件の見直しフリーザーのノンフロン化と製造条件の見直し

排熱回収

テーブルマークのうどんは大きな釜を使いたっぷりのお湯で茹でています。
これまではうどんを茹でる釜に冷たい水を補給し、釜の中で温度を上昇させて水を熱いお湯にしていました。また、茹でる際に発生する湯気は外に放出していました。
熱交換装置の導入により、茹でる際に発生する湯気を装置に取り込み、補給する水に湯気の熱を伝えることで、温めた水を補給することができるようになり、釜の中で最適な温度まで上昇させるために必要なエネルギーの使用量を削減することができました。

例)うどんを茹でる釜
うどんを茹でる釜 従来と排熱回収装置導入後うどんを茹でる釜 従来と排熱回収装置導入後

排熱利用

工場の電気室では設備から熱が発生するため、以前は室温が30℃以上になった場合は排気ファンを作動し、熱を建物の外へ排出していました。電気室から室内に配管を通し、排出していた熱を送ることで、建物内で使用する暖房として利用することができ、エネルギー使用量の削減につながりました。

【BEFORE】・設備から発生した熱を建物の外へ排出・冬季は別の電力を使って暖房を利用/【AFTER】・設備から発生した熱は電気室から食堂へ配管を通して排熱せずに食堂の暖房として利用【BEFORE】・設備から発生した熱を建物の外へ排出・冬季は別の電力を使って暖房を利用/【AFTER】・設備から発生した熱は電気室から食堂へ配管を通して排熱せずに食堂の暖房として利用

包材への取り組み

精米工場では、精米過程で砕けて製造に使用できなくなった米、「砕米」が生じます。私たちは、業界初の取り組みとして、パックごはんの一部製品において、自社グループで発生した砕米を10%配合した、地上の二酸化炭素の増減に影響を与えないカーボンニュートラルの性質をもつ国産バイオマスプラスチック「ライスレジン®」※を外装フィルムの一部原料として活用しています。「ライスレジン®」の採用に加え、外装フィルムの厚みを更に薄くすることにより、従来品と比較し、石油系プラスチック使用量を約4.2%削減しました。

※「ライスレジン®」は株式会社バイオマスレジン南魚沼の登録商標です。食用に適さない古米、精米時に発生する砕米などを、新しいテクノロジーでプラスチックへとアップサイクル(廃棄物や不要になったモノに手を加えて、そのモノの価値を高めること)したものです。

アップサイクル(ライスレジン)イメージ図